地域の声 吉田 孝志・秀美さん夫妻

吉田 孝志・秀美 さん夫妻

何度もテレビや新聞に取材されている、吉田夫婦にお話を聞くことができました。
記事では、「日本の母」として、アジア各国から集まる留学生が集う家として有名です。

Q. どのようなきっかけで留学生と交流するようになりましたか? また、どのような交流をされていますか?

初めての留学生との出会いは2011年頃です。東川町のカフェで、台湾から来ている留学生に出会いました。妻が中国語を話せるのでお話しませんか?と自宅にお誘いしたのがきっかけでした。 妻は日中国交回復後、中国から日本に帰ってきましたが、中学校まで中国に住んでいたので中国語が得意で逆に日本語が話せなかったのです。台湾の留学生が遊びに来てから、仲間を連れて遊びに来るようになり、その仲間がまた仲間を連れて来るようになりました。あっという間にパーティーをやる人数は集まっていました。最近では、卒業生が入学生を紹介してくれているようでして、まるで申し送りのようになっています!(笑)

よくパーティーをしています。何度も来ている留学生は、みんなでご飯を食べてお腹いっぱいになったら横になっているなんてこともありますよ!(笑) 1歩吉田家に入ったら好きなようにしてください。と伝えています。

元々のきっかけは、奥さんが中国から日本に帰ってきた時に日本語が分からず苦労したことがあったので、留学生も苦労しているだろうと思ってしまい。お手伝いとまでは行かなくても何かできるかな?という思いから、パーティーを開催しています。いろいろな国から留学して来ているので、日本料理は私たちが作り、留学生もキッチンに入っていろいろな料理を作ってくれます。

母国の調味料も各自持参してくれて、現地の調味料で本格的なタイ料理や台湾料理、ベトナム料理など、世界各国の料理が食べられます。最初は抵抗がありましたが、今ではどれも本当に美味しいですね!東川町に住みながらこんなに外国の料理が食べられるとは思いませんでした。寒い時期はよく鍋パーティーをします!私たち夫婦が1番楽しませてもらっていますし、生きる活力となっているのかもしれません。

Q. 留学生とのエピソード

たまに急に泣き出す子がいました。最初は戸惑いながら「どうしたの?」と優しく聞くと「家に帰りたい」ということでした。親元を離れて外国に来るというのは大変なことだと思ので、少しでも家庭のような暖かさがあったらいいな?と思い交流しています。

なかには、家を気に入ってくれて、夜になると毎日1人で遊びに来る子がいました。今思うと、その子は大勢に溶け込めないタイプだったのかもしれません。始めは一緒におしゃべりをしながら過ごしていましたが、毎日一緒にいると家族のようになり、特におしゃべりもせず一緒にテレビを見たり、普通に過ごしていました。

遊びに来てくれた留学生には、北海道の方言を教えたりしています。北海道の方言ってちょっと面白いじゃないですか、それを1つ2つ覚えて留学生が使っています。特に女の子は、“ナマらめんこいね”は絶対に教えます!学校の勉強ではないので、覚える必要はないですが、日本語を学校で学び、方言を吉田家で覚えるという感じですかね!(笑)

留学生の卒業が近づくと寂しいです。卒業する時に最後の挨拶に来てくれますが、玄関から見送るときは私たちも泣いてしまいます。留学生と泣きながらお別れする、そんな仲になっています。

北海道の方言をまとめたもの

Q. お部屋の写真はすごい数ですね。

最初はこんなに遊びに来てくれると思っていなかったのです。来る順番に貼っていったら部屋1面が写真になりました。写真はまだまだありますよ。

写真を撮ってすぐに印刷をして、遊びに来てくれた留学生全員にプレゼントしています。この数年間でプリンター3台買い換えています。(笑)自宅を訪れてくれることが嬉しいですし本当に楽しいです!

Q. 留学生と卒業後も関わりはありますか?

はい、それはあります!卒業生が家族を連れて遊びにきてくれました。卒業生数名と待ち合わせして訪れてくれて、冬休み期間中は忙しかったですよ!1月はほぼ毎日、卒業生や冬休みに入った留学生が来ていました。今でも、卒業して何年も経っているのに国際電話を定期的にくれる子がいます。「体調は大丈夫ですか?お元気していますか?」など気にかけてくれて、本当に嬉しいですよね。

Q. 留学生に元気をもらっている。

留学生の中には楽器を演奏できる子もいて、家で演奏会をやってくれたりしました。母国の料理を始め外国の文化も教えてもらえるので、毎日が楽しいです!自分たちもこんなにたくさんの留学生と交流することになるとは思っていなかったです。2011年頃から数えると1,000人を超える留学生が来てくれています。今では人数が多いので、遊びに来るには連絡をしてもらえるよう予約制になっていたりします。留学生が元気をくれるので幸せです。